イリノイ生まれの時刻の合わせ方【ジェファーソン ミステリークロック】
さて、このGolden Hourに関しては2回にもわたって偉そうな事を冗長に垂れ流してきた。
ところが、実はこれまで一番基本的な時刻合わせの方法については理解していなかった。流石に3記事目ともなるとそれを書かねば、もはや何たるかも判らぬというものであろう。
正直このような趣の強い物のオーナーであれば、時刻合わせなど一瞥しただけで理解してしまう慧眼の持ち主ばかりなのかもしれないが、筆者の抜け落ちてゆく記憶をどうにかつなぎとめるという目的で、今回も何とはなしに垂れ流してゆきたい。
字面だと存外にわかりづらいため、最初からこうした方がよかったような気もするが、よくある後の祭りと言うやつだろう。
時刻の合わせ方
基本的にはまず分針を合わせ、その後に時針を合わせるのが主流のようだ。
どちらを合わせるにせよ、まずは電源プラグを抜いておく必要がある。
分針の合わせ方
分針の合わせ方は至って簡単で、物理的に時計回りに回して合わせるだけである。
例えばこの写真では、だいたい2時を指している。
これを2時40分にするには、ガラスの前側にある分針を40分の位置まで時計回りに、物理的に押してやる。押すときにはやや抵抗は感じられるが、一度回し始めればそれほどでもない。ちなみにこの時は分針のみが回り、ガラスはついてこない。
これにて分針合わせは終わりである。
ちなみに分針を動かしてやっただけだが、時針も適切な位置に自動的に移動しており、きちんと2時40分を指している事がわかる。また、分針を動かしている時に時針は触ってはいけないようである。時針がきちんと正しい位置に追従してくる理由はその構造の妙によるものだが、筆者の残念な頭ではいまいち理解できていない。ともあれ分針合わせの際に気を付けるべきは、
①必ず時計回りに動かすこと
②合わせている間に時針を触らないこと
である。というより構造上、相当力を入れないと反時計回りには回せない気もするが。
時針の合わせ方
先ほどの分針合わせで、現在の時刻は2時40分となっている。
ここから1時40分にするには、ガラス裏側にある時針を時計回りに1回転させてやる。時針を回すときには殆ど抵抗はなく、手を離せば適切な位置へ勝手に落ち着く。
ちなみに時針は時計回り・反時計回りどちらにも回せるようである。また、1回転が1時間に相当するため、12周させると元の位置に戻ってくる。これもその構造の妙によるものだが、筆者の残念な頭ではいまいち理解できていない。
動かし方
電源スイッチのようなものは特になく、プラグを差し込んでやればめくるめく夢の世界である。
愉しみ方
愉しみ方は人それぞれである事は言うまでもなかろうが、ともあれこの現代ですら単純にインテリアとして十分に通用しそうなこのルックス、どうにも癖になりそうである。
Raretsu