カフェと一口に言っても色々あるが、筆者は『コーヒーをメインで扱っていて、何となく居心地の良い』スタイルのカフェを好んでいる。また現在の仕事柄、PC(とマネージャーの許し)さえあればリモートワークも可能なため、電源やネット環境が整っているカフェも好む傾向にある。
こういったカフェと言うのはよく『ノマドカフェ』あるいは『穴場カフェ』などと呼ばれたりする。そして、その手のカフェというのは様々な有益なサイト様で紹介されているのだが、その情報を頼りに嬉々として行ってみると、猛烈に混んでいてもはや穴場でも何でもない、という事が往々にしてある。
考えてみれば自然な話だが、大手の媒体で紹介されたらその時点で既に『穴場ではなくなる』のだ。
しかし当ブログは辺境である。
だからこそ穴場カフェを、『真の意味で穴場として紹介可能』だ。これは大手の媒体には決して真似できない、ある種神がかりともいえる所業である。単に影響力が無いということである。
ともあれそういう理屈で、
ノマド可能で、都内からもアクセスできる、そして確実に空席がある穴場カフェ
として、今回はこのカフェをこそ垂れ流したい。
それがここ、『Cafe Immortelle』である。
店内
オーナーがアンティーク好きとのことで、内観はややヴィンテージ調の雰囲気でまとめられている。席数は窓際のカウンター席を含め、おおよそ15席程度。
ちなみに元々は理容室になる予定だったところを、オーナーが自ら6カ月かけて改装したそう。よく見れば、テーブルや椅子にもその面影が見られる。
メニュー
コーヒー及び紅茶、軽食の取り揃えがある。コーヒーは豆はあのPopulace Coffeeから仕入れているそうで、紅茶はオリジナルとの事。どちらも希望すれば、量り売りしてもらうことも可能だ。また、時期によって軽食のスペシャルメニューもあるようだが、これは国際色があって興味深い。
ノマド情報
先述の通り席数はカウンター席も含め15席程度と多くはないが、筆者の知る限り満席になっているところは見たことがない。壁際にはコンセントが配備されており、必要な場合は店内奥に掲示されているパスワードでWifiにも接続可能できるのに、である。
これは恐らく、立地がそもそもやや郊外である事に加え、通りから見ても非常に目立たないところにあるからだと思われる。
これについて、「最初通り方見た時はここにカフェがあるとは思わなかった。なぜここを選んだのか?」と聞いたところ、
「探さないとわからない、何というか隠れ家っぽい感じを出したかったんだ」
との事だった。
まさしく『穴場となるべくして生まれた穴場』ということだろうか。
特筆事項
このカフェで何より特筆すべき点は、先も述べた通り『落ち着ける』事である。
この落ち着けるというのは単純にすいているということもそうだが、何よりフィリピン出身のオーナーが驚異的なほどフレンドリーなのである。筆者が知る限り、殆どすべての来訪客と打ち解けているように見える。オーナーはこの年めでたく御年52歳を迎えたそうだが、人の名前を覚えるのが相当得意らしく、一度顧客が入店すると「やあ!〇〇じゃないか!」といった風に客の名前を覚えている様を散見する。筆者にいたっては、アンティーク好きという共通の趣味があったこともあってか、1回目で名前を覚えられ、2回目の来訪で何故か奥さんを紹介されてしまったほどだ。
顧客が自分の名前を書き込めるボードなども設置されていたりするのも、いかにもと言った感じである。
そして驚嘆すべきなのは、それほどにフレンドリーだというのに、それが別に押しつけがましくもなければ過剰でもない絶妙な塩梅である、という事かもしれない。これは他の従業員も同様の傾向である。物臭な筆者ですら定期的に足を運んでしまう理由は、結局のところそこかもしれない。
都内からのアクセス方法
それはそうと、今回は『都内からもアクセス可能』と題していた。
よって、そのアクセスの方法だけ書いて結びとしたい。とりあえず某JR東日本と東海がバチバチだと有名な品川駅からの経路を載せることで、都内からお越しになる諸兄姉に参考になればと祈っている。
品川駅からのアクセス
まずは鉄道で成田空港へ。デルタ航空は第1ターミナルのため、成田空港駅が適当である。
デルタ航空から直行便が出ており、なんとこれなら12時間足らずで移動可能である。
デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港までたどり着いたら、そこから車で大体1時間前後である。なお、17時以降はラッシュに巻き込まれることが予想されるため、それ以前の出発がお薦めである。
以上が都内 (品川) からCafe Immortelleまでのアクセス方法である。その日の午後から移動開始してその日じゅうに到着できる。都内からアクセス可能、と断言しても全く問題は無いだろう。
営業時間は18時までなので、その点だけご留意いただきたい。